理想と現実

えっと、この表題は、仙台戦のあと、書きかけたけれどアップしなかった記事のタイトル。
今回、とても長くなるけど、焼きなおします。

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仙台戦の感想で、
>そろそろ、点数の取れるＦＷが、出てこないかなぁ・・・・・
と書いたのは、試合をVTR観戦していて、「得点がたくさん取れる、外国人ストライカーがいたらなぁ・・・」と、今まで思っても見なかったことを、ふと思ってしまったから。

過去の反省から、チームの方針として、「特定の選手に頼りきったチーム作りはしない」というのがあって、俺は全面的に支持している。
右サイドを駆け上がるのが、恭平でもゆうすけでもおおつかでも、戦力が大きく落ちないチーム。
左サイドを駆け上がるのが、せーじでもこーへいでも有光でも、戦力が大きく落ちないチーム。
ゴール前で待ち構えるのが、増川でも福嶋でもオオタでも、戦力が大きく落ちないチーム。
やりたいチーム作りは、わりかし出来ていると思う。
しかし、なかなか勝ちきれませんなぁ・・・

さてそんな中、ベンチーニョの契約が、７月末で切れる。現在のところ、契約が延長されるか、まったく不明。
正直、今年のベンチーニョ、後ろ目でプレーすることもあって、去年ほどの得点を決めていない。しかし、ベンチーニョが中盤でゲームを組み立てているがゆえに、ある程度攻撃の形が出来ていると思う。このポジションに、ベンチーニョに変わって入ることが出来る選手、チーム内を見回してみても、一人もいない。
しかし、貴重な外国人枠を、もっと他に使えないかという意見も多いよう。

もしも、「一人で２０点も３０点も得点を取ることが出来る外国人ストライカー」がチーム内にいたら、もっと楽に勝つことが出来るのかもしれない。
しかしそれって、目指している理想と逆行することであって、その外国人一人に頼りきってＪ１に上がっても、あとがきつくなるだけ。今ここで、その手段をとるのは、「麻薬に手を出すような危険性」があると思う。
でも、どんな手段を用いても、今年こそはＪ１に上がりたいし・・・・・

理想どおりのチーム作りと、現実の戦い。バランスを取るのは、難しいなぁ。

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さて、本日、オフィシャルにニュースリリースが出ました。
引用します。

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・　ベンチーニョ選手　退団のお知らせ
この度、ベンチーニョ選手とは７月末の契約満了にともない、第２クール終了時点で契約の更新をせず退団する運びとなりました。
コメント：
「この度、クラブの決断により契約更新をしない事になりました。これに関して悲しい気持ちとホッとしている気持ちになりました。
リーグの最後までチームメイトと戦えないのが残念ですが、アビスパでの一年半契約して現時点で、昇格圏内にいることはとても嬉しいです。
自分の役割を果たしたと言う充実感があります。最後にアビスパのチームメイトをはじめクラブ、サポーター、福岡の市民に対して心の底から感謝しております。」

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チームも、この難しい選択に対して、かなり真剣に検討して出した結論だろうし、おそらくまだ発表できないだけで、次に来る選手も決まってるんだろう。
ひょっとして、このことは、後で振り返って、大きなターニングポイントになるかも。

正直、混乱しているんだが・・・・・

ベンチーニョ、お疲れ様でした。そして、ありがとう。