入院してました
結果を一番最初に書いちゃうと、十二指腸潰瘍で、一週間ほど。
以下、「他人の病気の話しなど、見たくもない」と言う方もおられるだろうから、閉じておきます。
以前にさらっと書いたけれど、そもそものきっかけは、日ごろの不摂生っすよね。
暴飲暴食で、肝臓を傷めてしまい、30代にして血管と血液がボロボロ。
7月に造影剤を使ってのCT検査を受けたところ、心臓から出ている太い血管のうちの2本が、細くなっているとのこと。
1本は半分程度、もう1本は9割ふさがっていると。
と言うことで、8月に1週間入院して、半分程度ふさがった箇所にカテーテルを入れて血管を広げ、そのままでは再び細くなってしまうんで、金属のステントを血管に入れると言う処置をしていただく。
9割ふさがっている箇所は、投薬しながら経過を見ることに。
で、血管の中に金属を入れたということで、今後一生「血液がサラサラになる薬」を飲み続けなければいけないことに。
血液をサラサラにするということは、「血が止まりにくくなる」と言うことであって、医者からは、「外科手術や歯の治療をするときは、治療されるときにその旨を処置する医師に伝えておくように。そして、胃や腸から出血しても気づきにくいし、血が止まりにくいので、ストレスを溜め込まないように。」との忠告を受ける。
と言う忠告を受けてからたったの3ヶ月で、やっちゃったわけやね・・・・・
その後しばらくの間は何もなかったんだけれど、11月の初旬から、背中の一部分が痛くなって。
腰が痛いとか首が痛いとかとは感覚が違ったんで、「これは内臓系の問題やな」と思い、病院へ。
再び造影剤を入れてのCT検査をしたところ、8月に処置してもらったところは、まったく問題なしだったけれど、もう1箇所の、9割ふさがっていたところが映っていなく、どうやらいよいよ、完全にふさがってしまったのではないかとのこと。
そのまま放置しておいてもただちには命に別状はないとのことだったけれど、じゃぁこの先30年、40年と放置しておくかと言えば、そういうわけにも行かず、「じゃぁ12月の中旬ごろをめどに、もう少し施設が整った大学病院に入院して処置してもらいましょう」という結論になり、大学病院の入院の予約を取る。
と、これが11月の20日過ぎの話。
んで、12月4日日曜日。
朝はなんともなく、普通に車を運転して出社したけれど、気づいたらどうも体の調子がおかしい。
いすから立ち上がるだけで立ちくらみ、階段を上り下りすると息切れでむちゃくちゃきつい、何度か後ろにひっくり返りそうになる。
最初は「ダイエットによる低血糖症かなぁ」と思い、飴ちゃんを舐めたものの回復せず。
こりゃ心臓かなぁと思い、体のだるさに耐え切れなくて、ついにニトロを服用するも、状況変わらず。
何度もトイレに駆け込んでしまう、なぜか便が真っ黒。
「これは、食あたりかな?」と判断。
なんとかきつさに耐えて勤務を終えて、帰宅。
駐車場から自宅まで歩くのもきつく、途中で一休みする始末。
帰宅して食事も取らず、ベッドに直行。
翌5日月曜日。
一晩寝れば直ってるだろうと思ってたけれど、まったく体調かわらず。
やむを得ず、会社を休んで病院へ。
「なんかよくわかんないけれど、体調が悪いです」と言って、まずは体温を測ったところ、35.4度と言うありえない低さ、血圧を測ってもらったところ、上が60、下が40と言う、聞いたこともない数値。
こりゃおかしいと、検査のため血液採取するも、血圧が低くて血が出ず。
無理やり搾り出して、必要量の半分くらい出して、立ち上がってしばらくしたところで、意識をなくして倒れました。
おそらく、さらに血圧が下がったんだろうな。
即酸素マスクと点滴をされて意識は戻ったんだけれど、すぐに救急車が呼ばれて、大病院へ転送。
ちなみに、生まれてはじめての、救急車乗車。
救急車の中では、「名前は?」とか「住所は?」とか救急隊員に聞かれて、「あー、オレ、救急車に乗せられてるわ。中では本当にテレビドラマと同じようなことやるんだ。この状況笑えるわぁ」と思うくらいには、冷静さを取り戻す。
病院に到着。
心の準備をするまもなく、ぶっとい胃カメラを入れられる。
十二指腸から出血していることが判明し、その場でクリップで留めて止血して、薬をまかれる。
って、さらっと書いたけれど、めちゃめちゃ苦しかったわ!!!
涙が出て、泣いてうめいたけれど、容赦してくれず(当たり前だ)。
「もういいから、今すぐ胃カメラ抜いて」と言いたかったけれど、口の中に突っ込まれているから声も出ず。
しかし、おかげさまで、無事に処置終了。
それにしても、医療の進歩って、すごいんだなぁ。
おなかを開くこともなく、たったの1時間くらいで直していただけたよ。
お医者様の話では、おそらく2リットルくらい血液が流出してしまってるだろうと。
そういえば、便が黒いのは、2・3週間くらい前からだったから、その間ずっと血が出っ放しだったのかなぁ。
あとは、ベッドの上で、ひたすら安静。
血の量が足りないんで、生まれて始めての、輸血。
絶食なんで、点滴も24時間投与され続け、抗生物質も点滴され、右手には管が3本。
胸には心電図計も装着されると言う、ぱっと見では重病患者。
で、1週間で、無事生還しましたわ。
病院で意識をなくす瞬間は、本当にきつくって頭の中が真っ白になり、「あ、オレもうダメ、死ぬ」と思った。
ほんと、流されるままでなすすべもなく、倒れていくばかり・・・・・
なので、日曜日の昼に会社で倒れるではなく、日曜日の夜に寝てる間に気を失うでもなく、月曜日に病院で倒れたのは、ある意味運がよかった。
一歩間違えたら、本当に死んでたかもしれないし。
と言う状況でありながら、「blogのネタが一つ出来た」って思ってしまうオレの脳みそは、どんなに医療が発達しても、直せないんだろうな・・・・・
と言うことで、ナントカ今日も生きているんだけれど、この先の人生も、「ストレスためて胃潰瘍や十二次長潰瘍になったら、死ぬぞ」と言う状態で、生き続けていかなければならないんだし、そもそも、完全にふさがってしまった血管の問題は、まったく解決していない。
おそらく、十二指腸の具合を見ながら、年明け早々にも入院することになるんだろう。
しかしね、甲府だ新潟だ山形だって、週末はアウェイに飛び回って、美味いもの食って美味い酒飲んで鉄に乗りまくっている人間が、いったい何に対してストレスを感じているのか。
患わってしまった本人がまったく心当たりがない。
なんだかなぁ・・・・・・・・・・
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コメント
無事に生還されたようで、おめでとうございます。
勝点がつかなかった事がストレスの原因では・・・。
追伸:体動くからって無理はダメですよ!
投稿: ぼっち | 2011年12月14日 (水) 12時15分
どーも、ご心配をかけました。
出来があまりよろしくない息子を持つと、苦労しますなぁ・・・・・・ (汗)
投稿: SHIBA | 2011年12月16日 (金) 21時01分